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お客様おまちかね☆石像のホワイトスタンド♪


【ヒトシのボヤッキー♪】


カランカランブログをご覧の皆様、おひさしぶりです。
カスタマースタッフのヒトシです。
昨日、わたくしにとりましては特別な、
涙のエピソードを背負った納品に行ってまいりましたので
ここにレポートいたします。
一読いただけたら、幸いでございます。

まず結果から申し上げますと、お客様が今年の2月にオーダー
してくださった石像のスタンドを、無事に昨日納品してきたと、
まあそういうあたりまえのことでして、お客様も大変に喜んでくださいましたし、
オーダーしてよかったと、そういっていただけましたので
本当に今はわたくし自身ホッとしているわけなのですが、ですが、
先にも申しました通り、お客様にオーダーをいただいたのが2月です。
そして今は7月です。
するとどうでしょう、オーダーをいただいてからお届けまでに、
なんと5ヶ月もかかったということになります。
通常、オーダー品のお届けにかかる日数としましては、
おおよそ2ヵ月半~3ヵ月お時間をいただいております。
現地バリ島の職人さんの都合や、船便、税関等の問題もふくめて
最低限必要なお時間としていただいておるんですが、それにしても
5ヶ月となりますと、それはもう通常の倍、時間を要しているということになります。
なぜそのような長期間に及んだのかを、これからざっと説明させていただきたいと思いますので、
お付き合いくださいませ。
とこう申しますと、
「5ヶ月!? なんなんだ5ヶ月って!! ああっ!? 丸めた頭も生え揃うわんなもんっ!!!」
とギンギンのまなざしで詰め寄ってくる方があるかもしれませんが、
ここはひとつ、どうか気を落ち着けて経緯だけでも聞いていただきたい。
ダメならばせめて普通のまなざしにしていただきたい。



4月の中旬でした。
2月にオーダーをいただいていた石像スタンドが到着し、
わたくしは当然、そりゃあもうルンルンで納品に出かけたわけであります。
西尾市のA様邸、今回のお客様のお宅へと、
白のランボルギーニ(社用ハイエース)の荷台に、スタンドを積んで走ったわけです。
石像類は、基本的にひとつひとつ木枠で固定された状態で入荷されます。
それをお客様にお届けする際は、やはり振動などで破損してしまうことがないよう、
細心の注意をはらって梱包、運搬いたします。
とここでわたくし、今回の石像スタンドにいたってはかなりの重量がありますし、
とりあえずは木枠で固定されたままの状態で運搬し、現地で開梱、メンテナンスを
させていただいて搬入、というかたちをとらせていただこうと思いつきました。
ところがこのわたくしの軽はずみなひらめきが、のちに仇になったわけです。

お客様宅に到着し、お客様も当然楽しみにされているようすで見守っておられるなか、
根がお調子者にできているわたくしは少々得意な心持ちで木枠を開梱しては
「どれにいたしましょう、お好きなものをお選びください♪」
などと、2台のご注文に対してわざわざ4台も開梱しては、
お客様にご拝見いただいてニヤニヤしておりました。

お好きな2台を選んでいただき、「それではメンテナンスして搬入しますね~」
とそのスタンドを持ち上げたとき、あれはもうどう表現したらいいのか、
たとえば1本のロープを端と端に分かれて引っ張り合ったりなんかして
遊んでいるときに、片方がふいに手をはなすともう片方が吹っ飛んでひっくり返って
場合によっては激高、そのまま絶交だーといういざこざに発展するなんてことは
小学ボーイ時代にはありましたが、かつわたくしなんかは断然手を放しては
ケニャケニャ笑ってのちにぶん殴られる側でしたが、その手をはなされた側の
あの喪失感ですよね、表現するならば。
重たいのをわかっておるものですから、しっかりと腰を入れてガッとふんばって
持ち上げようと力んだ瞬間でした、思いもよらぬ軽さに状態はのけぞり、
腰に走った鈍い痛みを感じながらもそれに向き直ったわたしはぼくは凍結。
天板部分の接着が剥がれ、わたくしの手には天板が、目の前には
なんとも可愛そうな上部空洞のスタンドがただのぺっと立っていたのでした。
お客様的にはもはや凍結を超えて金属の領域だったのではと察しますと、
非常に、申し訳ない、それ以外にございませんでした。
他の3台も直ちに開梱、調べてみますとまあどれも見事に.....。
どうしてこんなことになったのか。
あらかじめ開梱して点検しなかったのが間違いだった。
いやまて、自分の運搬に問題があったのでは。
ランボルギーニのエンジンの馬力から推算しても、気を使って
低速で走ってはきたはずなのに。だのに。
いろんな疑念が脳内をぐるぐる巻きにして、おそらくは白目をむきはじめたであろう頃、
「いいですよ、時間はいくらかかっても、いいものを入荷してくださればそれで」

そう聞こえたような気がして、
ん?どうしようもない僕に天使が降りてきたのかな?(90年代ヒット曲)
と思って振りかえると、そこには寛大な笑顔のお客様が。
「ごくろうさま」
そういって手渡してくれたジョージアのエメラルドマウンテンは、
ほんとのエメラルドでしかありませんでした。
「ごめんなさい、直ちに、早急に代替えを手配いたしますので!!」
何度も頭をさげてその場を失礼させていただき、
事務所に帰って即再オーダーを依頼。
それから2ヵ月半が経ち、遂に、やっとお届けできたのが今回の納品であります。


長くなりましたが、今回こういうわけで、わたくし個人的に、
ほんとに心のしこりがとれたというか、なによりも長い間待ってくださったうえに、
満面の笑みで喜んでくださったお客様にはほんとに感謝しかありません。
本当にありがとうございました。

設置後の写真はこちら。
まだお部屋の装飾が進行中の状態ということで、
石像のポイントだけ撮影させていただきました↓↓↓↓







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今後は今回のような失敗をしないよう、肝に銘じたいと思います。
とこう真摯に申しますと、
「ホントに反省してんの? 反省が感じられない!! 心も身体も薄っぺらい!!!!」
などとヒステリックなキンキン声でわめきたてる女性がありますが、
どうかひとつ、冷静になっていただきたい。
ダメならどうか、身体の薄さにかんしてだけは口をつぐんでいただきたい。


以上、今回の納品レポート「いたたまれなくて.....夏。」
でした。
それでは。



【今回の納品先】
愛知県西尾市A様(優しい)邸





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by carancaran | 2015-07-05 18:22 | ヒトシのボヤッキー♪

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