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ダイニングテーブル&ローテーブル納品 I様邸

【ヒトシのボヤッキー♪】


こんにちわ。
カランカランスタッフのヒトシです。

本日の納品レポートは
『名古屋市北区にお住いのI様邸
ダイニングテーブル&ローテーブルを2階のリビングへ』
でございます。
どうか、お付き合い下さいませ。



名古屋高速をおりて、ナビの示す通りに
細く入り組んだ住宅街を進むと、そこにI様邸はございました。
白い外壁が美しく、真新しい新築のお家を前に、
われわれ、さすらいの納品部隊は気を引き締めながら
白のリンカーン(社用ハイエース)の荷台から
今日の納入品であるダイニングテーブルと
ローテーブルをゆっくりと地上へおろしたのであります。

両テーブルともにかなりの重量がありまして、
玄関先から、2階へつづく階段の幅や角度を目で確認したわれわれは
とりあえず、

 「いけるね」

 「うん、なんとかいけそうですね」

なんつって互いに涼しい顔をつくってみせたのでありました。
しかしそれは、本当に涼しかったのではなく、
そばで見守る奥様に心配をかけまいと
とっさに、無意識的につくった涼しい風フェイスでありまして、
内心はといったら以下のような

 「いけるか? これ」

 「これギリじゃね?」

 「縦にしてこう、こうやっていけば.....」

 「いや、それだと足がひっかかて」

 「じゃあこうやって...あ、ダメか」

 「え~っと....」



といった具合の崖っぷちの思考フル回転、
困惑の脳内迷子状態にあったのであります。

といいますのも、ようするところ
ダイニングテーブルのサイズに対して、
予想以上に階段の幅がピッタリ&折り返しの角度が鋭利であったため、
当初「いける」とふんでいたわれわれの計算がくつがえされ、
「いける...かもわからん」程度にまでずり落ちたという状況にたたされたのであります。

まああまり考えるよりもとりあえず動こう、てことでまずは
サイズの小さいローテーブルから2階へと運びました。
これは重さも何もかもが余裕でして、
店長と2人、それはもうするする~っと階段を上がって設置完了でございました。
朝飯まえとはこの事でして、何ひとつとして問題はございませんでした。

そしてダイニングテーブル。
ダイニングテーブル。

ヨォ♪

ダイニングテーブル~♪
階段デ手ェーツル~♪













すいません......。










 「さあ、じゃあ、いってみますか」

店長と声をかけ合い、まずはテーブルを縦に起こしました。
でその時点でもはや私はちょっとビビり入ってまして、

店長「せーのっ」

私「ちょっ、ちょっ、ちょっと待ってくらはい」

そういって1度テーブルを床に下ろし、
直線に伸びたテーブルの脚をしっかりと
肩にひっかけて体勢を整えまして、

私「オッケイれふ」

 「せーのっ」


ゆっくりと持ち上げ、
そのまま階段をなんとか1段、上がりました。

そして2段目、
 
 「せーのっ」
 
 「....んんっ」

 「んっ...ぐっ」

2段目も、なんとかクリア。

私は、あと10段以上はあるであろう階段を見上げて
ひたいの汗をぬぐいました。

そして3段目。
ここには第一関門のカーブがありました。

 「せーのっ」

 「んぎっ」

 「がっ、あっ」

 「ちょっ、ちょっ」

 「んあぁ~」
 
 「ああ」

 「ちょっと」
 
 「あ」

 ※ここは新築の階段です。

 「あ、あ、ああ~」

 「いいっ、うう」
 
 「うお、お、お」

 ※変なことしてるんじゃありません。
  大きなテーブルを必死に運んでいるんです。

 「だ、だ...だめだ」

 「はへ?」

 「曲がれない」

 「ひほ」

 「1回下ろそう」

 「ふぉす」
 

あまりの重さと角度転換につまずき、
我々は1度もどってテーブルを床に下ろし、
考えることにしたのでありました。

やはり、角度的に無理があるのではと
奥様も心配そうにされていました。

しばし考え込んだあと、
店長が口を開きました。

 「吊り上げるか」

私も覚悟はしておりましたが、
まさかこんなにもはやく我々の最終奥技を使うことになるとは。

リンカーン(社用ハイエース)にもどり、
荷台をまさぐってロープを取り出しました。
しかし2人で吊り上げとなると、力量的に....
と内心かなり不安がありました。

奥様に相談したところ、
土地の事情でベランダ側の空き地に立ち入ることが
難しいとのこと。
しかしベランダ以外に吊り上げできそうな場所はなく、
われわれは途方に暮れかけておりました。

すると玄関先に、旦那様と男性が2人姿を見せました。
お伺いしたところ、お家の監督さんと営業の方ということでした。

われわれは状況を説明し、
なんとか吊り上げができないものかと相談いたしました。

すると旦那様から、
全員で力を合わせてなんとか階段からいけないか、
もう1度挑戦してみないかと提案がありました。

「やってみましょう」

と監督さん。

こうなったら、いくしかない。
我々はロープを投げ捨て、今1度階段へと向かったのであります。
快く助っ人を買って出てくださったみなさんには
もう感謝の向こう側、恋の手前といったところの感情でございました。
(全員男性)


全員配置につき、体勢を整え、

 「せーのっ」

で男5人は上がる上がる、うそのように。
3段上がり、きわどいと思われたカーブもゆっくりと
なんとかクリア。
さらに上がり、お次のカーブもなんとかクリア。
そしてさらに上がり、所要時間にして5分といったところでしょうか、
ついに階段をすべて上がりきりまして、
無事、リビングに施置完了!!





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どうですか、このナチュラルに輝くテーブルたち!!

画像では伝わらないかと思いますが、
ホントにむちゃくちゃ重くて、
むちゃくちゃデカいんです。

しかしよかったです。
無事に完了できて。
すべては助っ人に入ってくださったみなさんのおかげです。
心の底から感謝いたします。
本当にありがとうございました。

いや~、もうだめか、と思った矢先に
いつも誰かに助けられて乗り切っております。
運がいいというよりも、
やはり、そこにいる人の心といいますか、
人に助けてもらって成り立っている、
ということだと思います。

本当にありがたいです。

I様ご夫婦はじめ、ご家族のみなさま、
そして監督さんと営業の方、
我々、まだまだ精進が足らぬようです。
日々己を鍛え上げるべく、
これからも一層努力していきたいと思います。

改めまして、この度は本当に
ありがとうございました。



本日の納品先
【愛知県名古屋市 I様邸】










 


































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by carancaran | 2014-12-12 00:20 | ヒトシのボヤッキー♪

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